お家で楽しくあんず飴
お祭りの屋台でよくみかける「あんず飴」。 お家でも簡単に作れるってご存知でしたか? 出来立ての飴は、外側のパリパリ具合が格別です。 今回は、子供から大人まで楽しめる基本の「あんず飴」にお酒を効かせたちょっとしたアレンジレシピをご紹介します。
干しあんずでしっかり「あんず飴」
まずは基本の干しあんずを使ったレシピから作ってみましょう。作り方はとても簡単です。 材料は、砂糖、水、はちみつに干しあんずのみ! 作り方も簡単で、コーティングする飴を作って干しあんずを絡めるだけです。 高温になるので飴作りは大人の方にしていただきたいのですが、飴を絡めていく工程は子供さんも一緒に楽しんでいただけます。
材料
・砂糖 30g
・はちみつ 20g
・水 25ml
・干しあんず 10~15粒ほど
作り方
①干しあんずを竹串で刺して冷蔵庫に入れておきます。竹串がなければ爪楊枝でも大丈夫ですが、飴を絡める際に十分注意して作業を行なってください。
②砂糖、はちみつ、水を鍋に入れて軽く混ぜ合わせ、中火にかけます。火をつけたらかき混ぜずに砂糖が溶けきってグツグツと湧いてくるまで待ちましょう。
③飴の色がほんのりと色づいてきたら菜箸をつけ、それを水につけて固まったら火から下ろします。あまり長く火にかけるとカラメルになって苦味が出てきてしまうので、この確認は素早く行ってください。
④①で準備したあんずに③を絡ませ、クッキングシートの上で数分冷ましたら完成です。
はちみつがなければ砂糖に置き換えても大丈夫です。 水分を多めにしたレシピのため、通常よりは飴の色づく変化が遅めになっています。 手早い作業が大切ですが、焦らずに固さの見極めを行なってくださいね。
シロップ漬けでジュワッと溢れる「あんず飴」
お次は、缶詰などのシロップ漬けあんずを使った「あんず飴」のレシピです。 食べた時に広がる、飴のパリパリ感とあんずのみずみずしさのコントラストがクセになります。
材料
・砂糖 100g
・水 25ml
・あんずのシロップ漬け 2個分ほど
作り方
①あんずのシロップ漬けを一口サイズに切り分け、クッキングペーパーなどの上に置いて冷蔵庫に入れておきます。ペーパーを使用するのは水気を取るためです。調理用の布巾でもかまいません。
②砂糖と水を鍋に入れて軽く混ぜ合わせ、中火にかけます。火をつけたらかき混ぜずに砂糖が溶けきってグツグツと湧いてくるまで待ちましょう。
③飴の色がほんのりと色づいてきたら菜箸をつけ、それを水につけて固まったら火から下ろします。あまり長く火にかけるとカラメルになって苦味が出てきてしまうので、この確認は素早く行ってください。
④①で準備したあんずに③を絡ませ、冷水(分量外)にくぐらせたら完成です。
シロップ漬けは水気を多く含むので、自然に乾燥させても固まらない場合があります。そこで、冷水にくぐらせて一瞬で固まらせる方法をここでは用いました。
出来立てが特に美味しく、時間が経つと飴が溶けてくるので早めに召し上がられてください。
大人が楽しい洋酒を効かせた「あんず飴」
大人の語らいの場には、フワッと洋酒を効かせた「あんず飴」はいかがでしょ うか。 そのままだとアルコールを効かせづらいため、ヌガーにしてから飴がけします。
材料
(ヌガー用)
・マシュマロ 100g
・バター 15g
・スキムミルク 50g
・お好みのナッツ 50g
・干しあんず 20g
・お好みの洋酒 大さじ1(ウイスキーや)
(飴用)
・砂糖 100g
・水 25ml
作り方
①干しあんずをみじん切りにし、洋酒を振りかけておきます。ナッツは使うものによって食べやすい大きさに砕いておいてください。
②マシュマロとバターを鍋に入れて中火にかけ、焦げ付かないようにヘラで底からすくうように混ぜ続けます。
③マシュマロとバターが溶けて混り合ったらスキムミルクを加えます。火は弱火にし、粉気がなくなるまでさらに混ぜます。
④①のあんずとナッツを③に加えて混ぜ合わせ、全体が均一に混ざったら火からおろします。
⑤折りたたむことを踏まえた長さにクッキングシートを準備し、片側に④を出したらクッキングシートを折りたたんでめん棒などを使って1~2cm厚に広げます。この時、ヌガーはかなり熱くなっているので必ず道具を用いて伸ばすようにしてください。粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間ほど冷やします。
⑥冷え固まった⑤を一口大に切り分けておきます。
⑦砂糖と水を鍋に入れて軽く混ぜ合わせ、中火にかけます。火をつけたらかき混ぜずに砂糖が溶けきってグツグツと湧いてくるまで待ちましょう。
⑧飴の色がほんのりと色づいてきたら菜箸をつけ、それを水につけて固まったら火から下ろします。あまり長く火にかけるとカラメルになって苦味が出てきてしまうので、この確認は素早く行ってください。
⑨⑥で準備したヌガーを⑧に絡ませ、クッキングシートの上で冷ましたら完成です。
ヌガーは溶けやすいのでしっかりと冷まし冷やしてから飴がけを行なってください。 冷蔵庫に入れておけば一週間は楽しめます。 ちょっとした御茶請けや晩酌のおともにどうぞ。
ぜひ、ご自宅で様々なバリエーションを楽しまれてみてくださいね。