生あんずと干しあんずの栄養素の違い
生あんずと干しあんず。
「干す」という過程を加えるだけで、栄養に違いが出るってご存知ですか?
今回は、知ると面白いあんずの豆知識をご紹介します!
あんずに含まれる栄養素
あんずはβカロテンを多く含んでいます。
あんず以外では人参など、緑黄色野菜に多く含まれる成分です。
強い抗酸化作用をもち、様々な健康への働きが期待されています。
そんなβカロテンの含有量、生あんずと干しあんずでは結構違うんです!
同じ100gあたりで比べると、干しあんずに含まれるβカロテンは生あんずのおよそ3倍。
果物は生の状態がいいと思われることが多いのですが、こんな風にそれぞれに良さがあるので一概には言えません。
どうして栄養価が変わるの?
ちなみに、「干す」ことでg単位の栄養素が多くなるのは水分が抜けたからです。
栄養成分が凝縮された分、カロリーも上がります。
水分量が豊富な生あんずの方が満足度は高く、低カロリーになるためカロリー量を気にされている方は生あんずの方がいいでしょう。
ちなみに、味は生あんずの方が爽やかで甘酸っぱい味わい。
干しあんずは酸味が弱く、甘味が強いのが特徴です。
干しあんずは、一年中流通しているので比較的簡単に手に入ります。
生あんずの収穫期は6月下旬から7月の中旬です。
見かけた際はぜひ、二つの違いを試されてみてください。