Apricot seed oil
-杏仁オイルとは-
杏仁オイルとは
バラ科のアンズの硬い種の中にある白い核から取れるオイルを杏仁オイル(あんにんおいる)と呼びます。
アンズとは?
アンズは落葉高木でだいたい2.5~3mの大きさになります。
もともとの自生地は中国などヒマラヤ山脈が原産といわれています。
アンズは多くの種類があり、日本では平和(へいわ)・信州大実(しんしゅうおうみ)・ハーコット・山形3号などがあります。
5~7月が収穫時期です。アンズの実は生食・ドライフルーツ・杏ジャム・杏酒として親しまれています。
杏仁の特徴
杏仁の読み方は主に漢方に使用する場合はキョウニンと呼び、それ以外では"アンニン"と呼ぶことが多いです。
杏仁(アンニン)には大別して甜杏仁(てんあんにん/てんきょうにん)と苦杏仁(くあんにん/くきょうにん)の2種類があります
食用として適しているのが甜杏仁(てんあんにん/てんきょうにん)。
苦杏仁(くあんにん/くきょうにん)は食べるとその名の通り、とても苦く食用には向きませんが 薬や漢方として使用されているのは苦杏仁(くあんにん/くきょうにん)になります。
苦味が強いほど成分が良く品質が高い証として高値で取引されます。
また硬い殻から(硬い殻は種子の外殻と思われがちですが、植物学上は内果皮と呼ばれる果皮の一部)取り出すとアーモンドのように茶色の皮があります。
これをそのまま絞っても杏仁オイルになりますが、よりグレードの高い杏仁オイルは、種を水に漬けたりする工程を20回ほど繰り返し、この皮を丁寧に取り除き中の白い核(仁)だけを取り出し絞ることで杏仁オイルにします。アンミオイル使用杏仁オイルもこのグレードを使用しています。
日本での杏仁
日本での杏仁(あんにん)といえば杏仁豆腐が有名ですが、その杏仁豆腐に使われているのはアーモンドエッセンスを代用することが多いのをご存じですか。
杏仁粉(あんにんこな/きょうにんこな)・杏仁霜(あんにんそう/きょうにんそう)・アーモンドエッセンスが使われます。
杏仁をすり潰して粉にしたものが杏仁粉で、それにコーンスターチや砂糖・香料などを加えたものが杏仁霜になります。
杏仁だけですと高価になりますので中華料理店では杏仁霜を使い、なかなか手に入らない一般家庭や店頭の杏仁豆腐にはアーモンドエッセンスで代用することが多いです。
杏仁と漢方
杏仁は漢方として喉と気管支の為に用いられています。
杏仁にはアミグダリンという成分が良い働きをすることで有名です。
杏仁オイルは美肌効果が非常に高く、世界三大美人の楊貴妃が全身に塗っていたともいわれています。
弊社で使用する杏仁オイルは輸入の際、日本国内で化粧品原料より高い、食品原料レベルの検査をクリアしたものを使用しております。
※アミグダリンの中のシアン化合物は国の基準値よりさらに低い含有量です。安心してご使用いただけます。